奥穂高岳 2010.07.10-11 1日目

海の日に合わせたように梅雨が明け、連日猛暑が続いています。こんな日は涼しい山へでも行きたい所ですが、今週は家でのんびり過ごしました。ブログのアップもついつい忘れて、のんびりしすぎ。

先週のことですが、ちょいと訳があって?奥穂高岳に行ってきました。



海の日の連休は人も多いだろうと言うことで、その前の週末に出発です。

今回は安全上のフォローということでKさんにも同伴してもらった。
私は一人で行く気でいたのだけど、嫁がKさんに一緒に言ってもらいなさい!なんて言うもので・・・
多分、漫画「岳」を読んで、穂高は滑落遭難するところという意識が刷り込まれているに違いない。。。

まぁ、お初の山でテント泊、単独登山は自重すると決めたので素直に言うことを聞きます。

1日目
沢渡→上高地→明神→横尾

始発のバスで上高地へ、梅雨の時期だからかバスはガラガラ。

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上高地でトイレを済ませ出発。すぐに河童橋、にてお約束の撮影、山頂はガスっているのでいまいち。

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G「あ、あれ岳沢小屋じゃないですかね?」

小さく小屋らしいものが見える。今夏開業とのこと、明日予定通りならば吊り尾根から岳沢経由で下山予定なのでその様子を見れるかも知れない。

さっさと河童橋を後にし、左手に明神岳を振り仰ぎながらてくてく歩く。いつもは無口なKさんも日の光が当たる明神岳を眺めながらテンション高め。明神岳にもアルパインで登ったことがあるらしい。というか、穂高は何回目かわからないくらい来ていたらしい。

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明神到着。

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暑くなってきたので上着を脱ぐ。そしてすぐに出発、明神岳を背に徳沢へ向かう。

徳沢の雰囲気はいいですな~、どっかのリゾートみたい。

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テン場も芝生がふさふさだし、いつか家族でゆったりキャンプなんていうのもいいかもしれない。徳沢のベンチで小休止、食料を食べてふと横を見るとKさんが幸せそうな顔をしている。

K「気持ちいいな~、ここで昼寝したいな~」

って、駄目っすよ!
ここで昼寝なんかされたら穂高山行が徳沢キャンプにチェンジになってしまう。いやいやいや、駄目ですから!名残惜しそうなKさんのよこでさっさとザックを背負って強引に出発。ここから横尾までは特に見所もないのでだんだん歩くのにも飽きてくる。飽きてくると口数も減ってくる。時間の過ぎるのが遅くなる。の悪循環でまだかまだかと思っていると漸く横尾に到着した。 

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横尾→大谷橋→涸沢

横尾大橋をわたり、横尾谷に沿って歩く。道は登山道らしく細くなって、若干だけど勾配が付き始める。

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左手には屏風岩が見える。Kさんから屏風岩へと入っていく道と、取付き地点を教えてもらう。この壁に無数にルートがあるらしい。もちろん私には1本のルートも見えるはずはないが、その雰囲気だけで十分。

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歩いては屏風岩を見、また歩いては写真を撮る。といった感じで歩いていると突然後方のKさんが

K「やばい!」

ん?どうしました。今回も何か忘れたんですか?(伏線はこの辺とかこの辺
てゆーか、出発前にちゃんと持ち物リスト作ってあげましたやん!アイゼンも真っ先にザックに入れたから大丈夫って言ってましたやん!ん、でも歩いてるときに気づくって事は、あ!おにぎりですか?食料買い忘れたんですね、お腹すいたんですねきっとそうですね。

で、後を振り向くと、、、

K「靴底はがれた・・・」

G「まじっすか!?てゆーか、両方じゃないですか(汗)」

もう、アレですよ。登山用品店で登山靴を買ったときに渡される靴底はがれるよっていうチラシ、ぷらーんと靴底がお辞儀しているアレ、あのまんま。

G「だ、大丈夫っすか!?引き返しましょうか・・・・」

K「大丈夫でしょ。細引きで固定するから。」

持っていた細引きで靴底を固定するKさん。とりあえず涸沢まではそれほど危険箇所もないらしい。

G「じゃ、じゃあ、様子を見つつとりあえず涸沢まで行ってみましょうか」
(よい子はまねしないでね、しないと思うけれども・・・)

本谷橋へ到着。

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Kさん、細引きを締めなおして出発。周りで休憩している人の視線が痛い。

ここから涸沢までが本格的な登り。標高差500mだけど、勾配も地図で見る限りはそれほど急でもない。けど、実際はここまでのアプローチが長いのでその疲れで結構きつく感じる。せっせと高度を稼ぎ登っていく。と、ふと後ろを見るとKさんが遅れがちに。靴の具合が悪いのかと心配になり、追いつくのをまって聞いてみると、

K「いや、眠くて・・・」

Kさんなら何でもありだな(汗)

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標高2000mを超えると残雪もちらほらと出てきて、Sガレから先はずーっと雪。

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小屋が見えてからが長い、という話も聞くが 私はそれほど長くも感じなかった。ただ、今年は本当に雪が多いらしい。涸沢はほぼ雪に覆われていた。

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アルピニストの聖地、涸沢に到着。

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涸沢ヒュッテのテラスで小休止後、テン場へ・・・ってテン場はまだほとんど雪の下。とりあえず受付を済ませ、良さ気な場所を見つけてテントを設営した。テントはほかに10張りもなくガラガラ、おそらくヒュッテ、涸沢小屋泊まりの人も少ないだろう。

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持参したビールを冷やし、穂高鑑賞タイム。右手は北穂東稜から左手は前穂北尾根、その後方屏風の頭まで270°の超々大パノラマ。
奥穂高岳の山頂は残念ながら雲の中にあったが、憧れの前穂北尾根はその雄姿を惜しげもなく見せてくれた。

Kさんに一つ一つ教えてもらう。

K「あっちがゴジラの背、あの辺から横に移動して取り付きに行くんだよ」

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G「へぇ~、確かに前穂北尾根に比べたらなんてこと無いように見えますね。」

K「うん、あそこはノーザイルでいけるとこだから。」

G(マジで・・・)

K「あそこが北尾根の5・6のコル、あそこから取り付くんだよ。」

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G「へぇ~、でもかなり急ですよ、登れるんですかね?」

K「雪がなくなると道もはっきりしてるし、案外に登れるよ」

G「ふーん、そういうもんですか、北尾根行きたいっスね。」

K「でも、登る前にロープワークの訓練しないとね。ちゃんと確保してもらわないといけないから。」

G「あ、そうですね。沢のときも全然確保できてる気がしてないですもん、ずーっとロープ出してる感じで(笑)」

K「あ、やっぱり?全然確保されてるように感じないもん(笑)」

G,K「あははは・・・」

前穂高に日がさした!!

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夕方ちょっと雨が降ってきた。テントの中で夕飯の支度をする。
今日の好天と明日の無事を祈り持参した缶ビールでささやかに乾杯し、夕飯。夕飯は無難にカレー。
そういえば今日は初の雪上幕営、ちょっとでも体がマットからはみ出すと雪の冷たさが直撃、注意しながら寝ないと・・・。

まだ明るい18時頃には就寝した。テント数自体が少なかったのでとても静かな涸沢の夜だった。

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