南アルプス縦走(聖岳、赤石岳、荒川三山) 1日目 2009.09.19-22

プロローグ

今年から秋の大型連休シルバーウィークが始まりました。
泊りがけでの山登りをするのにこの機会を逃す手はないので、どこに行こうか色々と計画していたのですが、今年は南アルプスの聖岳、赤石岳、荒川三山を縦走することに。
当初は表銀座コースで槍ヶ岳や白峰三山縦走なんかも候補に挙げていたんですが、やはり混雑が予想されるのでパス。そんな中、比較的空いているであろうこととじっくりと山を満喫できそうな南アルプス南部に決定したのでした。

それぞれの山に興味を抱きつつ、早速プランを練ります。山岳雑誌やガイドを読むと大体どれも二山縦走プランばかりで三山縦走はないんですね。この山域に入るためには静岡県側の畑薙第一ダムから東海フォレストの送迎バスで登山基地である椹島(さわらじま)へ入りそこから上るのが一般的だと思いますが、アプローチだけでもかなり時間がかかってしまいます。ので出来たら一度に三つ上ってしまいたいなぁということ、それと今回はちょっとガイド本通りではなく、自分たちのプランで山歩きをしてみたいということから思い切って三つを一度に登る計画にしました。しかし、これまでの経験では1泊2日の行程が最長で三山を一度に回るとするとどうしても3泊4日という未知の行程になります。体力的に持つのかという心配と、途中のアクシデントがあった場合の対処としてエスケープルートを設定することは必須です。

そこで以下のプランを立てました。といっても聖、赤石周遊と赤石、荒川三山周遊プランを合体しただけですけど(^^;
第1日目、聖沢登山口から入山し聖平小屋へ宿泊。
第2日目、聖平小屋から聖岳を超え百間洞山の家へ宿泊。
第3日目、百間洞山の家から赤石岳を越え荒川中岳へ、その日は荒川中岳避難小屋へ宿泊。
第4日目、荒川中岳避難小屋から悪沢岳を越え千枚小屋経由で椹島へ下山。

最大の難関は第2日目で、工程がきつい上、百間洞まで来てしまうとエスケープルートがないのですがここは自分たちの力を信じるしかありません。3日目以降に体調の急変や悪天が予想される場合は、荒川岳へは向かわずに赤石小屋をめざして東尾根を下ることにします。

ちなみに逆周りにすると1日目は千枚小屋に泊まるとして、2日目が荒川小屋、3日目が百間洞、4日目が聖平で回れるかと思います。ただし、下山後聖平登山口から椹島まで歩くことになるのでそれは避けたかったのと3日目が最もきつくなります。きつい行程を後にするのは不安なので前者のプランで行くことにしました。

プランはほぼ決まりました。このプランでいくと第2日目が最大の難関となります。まず聖平小屋から聖岳へ800m程の上り、その後は兎岳、小兎岳、中盛丸山、大沢岳ときついアップダウンがあります。
また第3日目については中岳避難小屋泊まりになりますが水場がないため途中荒川小屋か百間洞山の家から水を汲んでいかなければいけません。

4日目については体力的にどうかという不安はありますが、大きく上るのが悪沢岳のみで大方は下りになるので気合と勢いで何とかなるだろうと目論見ました(楽観ともいう・・・)。


以上のプランから、第3日目の避難小屋での食料と水、あとは着替え+防寒着を持参するほかはいつもと同じ装備で済みそうです。

と、前置きが長くなりましたが、第1日目の始まりです。

いくぜー、南アルプス


2009年9月19日 第1日目

画像9月19日に入山ということで畑薙第一ダムへは朝一で到着する必要があります。シルバーウィークで高速の渋滞予測を見るとすでに前日18日深夜から渋滞が始まるようで、結局18日の夜10時30分頃自宅を出発しました。厚木ICから東名高速にのると既に渋滞が始まっていておまけに事故で更に渋滞が伸びています。漸く清水ICを降りたのが3時過ぎ、ここから細い山道を通って大井川沿いに畑薙第一ダムを目指しました。
6時ちょっと前にダム駐車場手前に到着すると既にたくさんの車が待機していました。駐車場はすぐ先にあるのですが、落石の危険があるということで通行が出来るのが7時から5時の間のみ、それまでは手前で待機しなくてはいけません。ここで朝食を食べてうつらうつらとしていると6時40分頃に道路が開通、早速駐車場に車を入れました。

画像さすが?南アルプス。皆さんでかいザックばかり、私たちのザックが小さく見えます。
ここからは東海フォレストの送迎バスで登山口に向かいます。第1便の定刻は8:00のはずが、連休初日ということで始発は7:00出発、しかも三台待機していました。1台当たり25人程度なので計75人程が第一陣として移動できる計算です。幸い私たちは2台目に乗ることができましたが、それでもあっという間に席が埋まってしまいました。ここで出遅れると後の行程が大幅にずれてしまうので間に合ってよかったです。

8時前に聖沢登山口に到着し、私たちの他に2名ここで下りました。他の人は椹島へ向かうのでしょう。南アルプスは比較的空いているという前情報とは裏腹に結構混雑しそうです。シルバーウィーク恐るべし・・・

結局一睡も出来ないまま登山開始になります、大丈夫か(汗
不安に思いながらも気休めに24時間戦士の味方「リゲイン」でドーピング、準備体操をして午前8時入山。
はじめからきつめの坂を登っていきます。天気は晴れ、気温もさほど高くなく歩きやすいです。尾根に出るまでは急な葛折りの道。
40分程歩くと尾根に出ます。ここからは道も緩やかになり、南アルプスの森を堪能しながら歩きます。来ました~、南アルプス

画像最初の水場、十分な水量です。飲んでみると甘い水でおいしかったです。南アルプスは水場が豊富なので助かりますね。
この水場を過ぎると、尾根をトラバースする道になります。勾配がないので体力的には楽ですが、谷側が切れ落ちているので歩行には注意が必要でした。そして歩いても歩いても高度が稼げない・・・しばらく左手を谷側にして進みつり橋を越えます。ここから再び尾根を登ることになります。急な坂をどんどん登って高度を稼ぐと漸く遠くに聖岳が見えました。まだまだ遠いのう・・・でもこの深さが南アルプスの楽しさですよね。そんなことを思いながら歩く。

今度は右手を谷側に尾根をトラバースします。途中道が崩壊していたりして危険なところもありましたが注意して歩けば大丈夫。

第2の水場。こちらの水も甘味がありおいしい水でした。
画像

水場を過ぎてしばらく歩くと滝見台というところに出ます。聖岳に2本の滝が見えるビューポイントでここで昼食にしました。聖岳の頂はまだまだ遥か彼方にあります。本当にあそこまで行けるのだろうかとちょっと不安になる。

画像滝見台を過ぎるとアップダウンを繰り返しつつのトラバースで、もういい加減飽きてきた頃に漸く沢沿いの平らな道に出ました。ここまでくるともう一息で聖平小屋です。鉄製の端を渡り、沢をさかのぼってしばらく歩くと小屋に到着。
受付ではスタッフが出迎えてくれ、お茶とクッキーをサービスしてくれました。疲れて到着したところにこの心遣いはとてもうれしかったです。小屋の中も綺麗で管理が行き届いている感じがしました。


受付を済ませ、決められた寝床にザックを置くと早速これ
画像
いやー美味い!結局500mlでは足りずに350mlも追加してしまった・・・

夕食は4時30分から、豚汁がおいしかったです。
部屋へ戻り、隣の方と話をすると私たちと同じルートで回ると言うことでした。今後道中でよく会うかもしれませんね(というかよく会いました)。

この日は眠っていなかったこともあってか18時には眠ってしまいました
そういえば、睡眠なしで2200mまで登ってビールまで飲んだのに高度障害が出なかったな。これもドーピングのおかげでしょうか?すごい効き目だ。

翌日はまず聖岳をめざし、百間洞までアップダウンを繰り返す厳しい道のりです。越えられるのか!?(汗


つづく


1日目行程

畑薙第一ダム駐車場 -(バス)- 聖沢登山口
聖沢登山口 - 聖平小屋

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